●酪農技術の伝達は難しいものである。100人を相手に2〜3時間の技術セミナーを行っても、その歩留まりは通常2〜3%である。歩留まりとはセミナーで伝達された技術が農場で実際の変化につながる比率である。正しく伝わる可能性も、それが実行される可能性も低いのである。
●集中トレーニング講座は過去に無数に行われてきた。セミナープログラムのアンチテーゼ(対立概念)として開発された。
- 50〜70名の比較的少数を対象とする。
- 3〜4日間の泊り込みのプログラムを企画し、日常作業から精神的に隔離されて自己開発に集中する。通常AM8:00〜PM10〜00までトレーニングは続く。
- その時々最も必要なテーマを設定し、世界で最適レベルの講師を招いてトレーニングが行われる。
- 「Train the Trainers」(トレーニングをする人をトレーニングする)という考え方に基づき、移転された技術情報が農場で実現するように長期的に農場でフォローアップできる立場の人間のトレーニングが大きな目的である。その対象は次のような人々である。
1)普及員 2)コンサルタント 3)獣医師 4)農協技術者 5)飼料会社のセールスエンジニア 6)指導する立場にある酪農家
●事情が許せば、農場トレーニングがプログラムに組み込まれる(現在のリスク要因はバイオセキュリティである)。
●過去のプログラム内容
- フリーストールの計画、設計、マネジメント(Dr.Bickert/Dr.Graves)
- 飼料プログラムの設計と給飼マネジメントの組み立て方(Dr.Sniffen)
- ミルカーの設計、性能検査、メインテナンス(Dr.Johnson)
- 新しい乳牛栄養学、繁殖、ボディコンディションの評価トレーニング(Dr.Ferguson/Dr.Sniffen)
- スパルタン飼料設計コンピュータプログラムのトレーニング(Dr.Sniffen)
- 戦略的乳房炎制圧プログラム(Dr.Johnson)
- 育成牛マネジメントと高品質牛乳の生産(Dr.Johnson)
- CPM Dairy コンピュータ飼料設計プログラムトレーニング(Dr.Chalupa/Dr.Sniffen)
- 農場コンサルティングの実力強化プログラム(Dr.Sniffen/Dr.Johnson)
- 乳牛行動学とその農場マネジメントへの応用(Dr.Albright/Dr.Grant)
- 乳牛栄養学の最先端とその農場での実現(Dr.Sniffen/Dr.Guterbock)
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